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花の命はけっこう長い

花の命はけっこう長い

インストラクターへの道!

 2004年9月のインストラクター試験を受けました。1次試験に関しては問題集などもあり、なんとなく感触をつかめてはいたのですが、2字試験に関する情報が少なすぎ!私はスクールに通っていないので、2次試験の免除がありません。ここはいったん、試しに受けてみる必要があるなあと思って受験しました。

*受けた感想
 落ちといてこんなことをいうのはなんですが、たしかに簡単ではないけれど、きちんと勉強すればうからない試験じゃないと思いました。スクールは行かなくても合格すると思います。

*1次試験の特徴
 精油に関するものはけっこう深く、解剖生理学などは広く、浅く、といった感じでしょうか。精油学各論は、精油の学名、主成分、産地など基本的なことが必須です。特に、変わった学名や特徴的なこと(サンダルウッドはインドのマイソールとか)が出やすいような気がします。

 範囲が広いとはいっても、精油に関することは基本的なことなので、問題を読み誤らなければ(「正しいもの」「誤ったもの」という設問なので)、なんとかなるものだと思います。
 だから、この試験に関しては、2次試験の免除というのはかなり大きいなあと思いました。たぶん不合格になる人というのは2次試験が不合格だと思うので。

 1次試験の問題は60問。約半分は、セラピストと共通問題、残りの半分は、セラピスト学科試験に合格している人は免除の問題です。

 精油関連の問題は、歴史に関する問題が意外と多くて驚きました。
 歴史で出たのは、プリニウス、ガットフォセ、ハンガリー王妃の水、ジャン・バルネ、マルグリット・モーリー、僧院医学でした。
 ジャン・バルネとマルグリット・モーリーは、著書とか基本的なことしか頭に入れていなかったのでかなり迷いました。

 精油学については、サンダルウッド(成分)、スイートオレンジに関するもの、学名と成分と化学構造(テルペンなど)の正しい組み合わせ、3つの学名に共通する成分、カビを生えにくくする成分は、といった感じの質問でした。
 
 学名に関しては、当然ですが書けなくても暗記は必須です。それから主成分とその特徴。とくに、変わった名前の成分や特徴のある学名などは出やすいのではないかと思います。

 検定試験のときにも出ましたが、精油のブレンド滴数の問題も出ました。○mlのキャリアオイルに3種類の精油を○:●:△でブレンドすると、○の精油は何滴か、という問題ですね。落ちついて計算すればできる問題ですから、確実に答えたいですね。

 キャリアオイルについては、イブニングプリムローズの成分(γーリノール酸)とごま油の成分(セサモール)が出ました。これも精油と同じく、特徴的なものが出やすいのではないでしょうか。

 アドバイザー講習会テキストの「精油が肌についたときの対処方法」として正しいものを選びなさい、という問題もありましたが、これはテキストを思い出せなくても、もし直接触れてしまったらどうするか、ということを考えればおのずと答えが出てきますね。

 いずれの問題も、細かいようで基本的なことのような気がします。検定のテキストを中心に、学名、産地、主成分、特徴を覚えておけば、それほど難しくはないかもしれません。


 精油以外の問題についてはけっこう難関でしょうね。といいますのも、精油については、普段から使っているものだし、効能などに興味があれば自然と覚えるものなんですが、解剖生理学や栄養学については、範囲が広いので、興味がある分野は覚えやすいのですが、それ以外は。。。

 まず、皮膚について。コラーゲン(ビタミンC)、有棘層(表皮の中で一番厚い)、基底層(角質産生細胞)が出ました。表皮や神秘の構造について、図で覚えておくといいかもしれません。

 嗅覚、嗅神経については2問ほどでました。構造や特徴について、これも図入りで見ておくと覚えやすいでしょう。

 下垂体の位置、すい臓でホルモンを分泌する場所、心筋梗塞についての説明(正しいものはどれか)、細胞小器官はどれか、といった問題が出ました。
 細胞小器官については、細胞の構造を図で頭に入れておいたのですが、名前と働きについて出るかな~と思っていたので、こういう問題だとは!?とちょっと意外でした。

 それから、交感神経と副交感神経についての問題も出ました。私にとってちょっと盲点だったのが、染色体についての問題です。XXとXYの違いぐらいしか覚えていなかったので、これは間違えたかも。

 栄養学では、「Fe」は、とか「P」は、といった問題の出方でした。栄養素については化学記号についても覚えておいた方がいいでしょう。

 その他の問題ですが、アロマテラピー協会について、手作り化粧品やアロマテラピー教室で行う講義で法的に正しいものはどれか、ボランティア、タッチング、等が出ました。これらの問題は、アドバイザー講習会のテキストをよく読んでおけば大丈夫でしょう。

*2次試験の特徴
 2次試験は3問。それぞれ100字ちょっとで与えられた質問に答えるもの。答えるというよりは説明するといった感じ。字数が少ないので、逆に答えにくい。最低限の文言で必要なことを説明しないといけないから。

 私のうけた試験では、3問出題されました。

☆人の受精から着床まで
 ↓
 これはみっちりやっていたものなので、しっかりかけたと思います。

☆現在主流となっているアブソリュート製造法について製造方法名と製造過程
 ↓
 実は、これが一番難しかった(~_~;)。「現在主流となっている」といういい方が引っ掛かってしまいました。主流ということは、そんなに何種類もあるんだっけ!?と考え込んでしまって、肝心な「コンクリート」という言葉を盛り込まずに説明文を書いてしまいました。敗因はこの問題かなあと思っています。
 精油の製造法ですからね、基本中の基本ということでかえって盲点になってしまった気がします。

☆LDL(低比重リポタンパク)の概要と生活習慣病の関係
 ↓
 美と健康を増進させるというのが目的のアロマならではの問題だと思います。1次試験の健康に関する問題は意外に少なく感じたんです。健康に関することは、知識を詰め込むよりも、こういうふうにきちんと人に「説明」できるということが重要と考えられているのでは、と思いました。だから、次の試験にむけては、その辺の対策も練りたいと思います。

 インストラクター試験を来年受けようと思っている方、試しにこれを100字ちょっとで説明してみて下さい♪いい練習になるかもしれませんよ。



 私が覚えてる限りの情報提供をしてきたつもりですが、今後インストラクター試験を受けてみようと思ってらっしゃる方の参考になれば幸いと思います。


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